「界面活性剤フリーの洗顔料」という広告、見たことありませんか?
購入する前に、まずは自分にこう問いかけてみてください。そして、本当の事実を確認しましょう。
界面活性剤とはいったい何でしょうか?
界面活性剤は、液体の表面を活性化させ、水と油を混ぜやすくする物質です。その名前は「Surface-Active Agent(表面活性剤)」に由来しています。簡単に言えば、表面張力を下げる物質です。
役割1:乳化剤
界面活性剤は、水と油の両方を含む化粧品の乳化剤として使用されます。界面活性剤は、この相反する2つの物質を混ぜ合わせ、乳液(エマルジョン、ローション、クリームなど)と呼ばれる不透明で乳状の液体を作り出します。 [乳化: 混ざり合わない2つの液体に界面活性剤を加え、一方の液体をもう一方の中に微細な粒子として分散させ、安定した乳剤(エマルジョン)を作る操作のこと。]
役割2:洗浄剤
界面活性剤は、その独特な性質を利用して、肌の汚れや油分を水と混ぜて洗い流す洗浄剤のような働きをします。この原理は、洗顔料だけでなく、シャンプーやあらゆる種類の洗剤にも当てはまります。油汚れを取り除くには、水だけでは不十分で、界面活性剤が不可欠です。
結論: 界面活性剤を含まない洗顔料は存在しません。
この科学的事実にもかかわらず、多くのブランドは、消費者に誤った情報を届けようと、マーケティング戦略として「界面活性剤不使用」を使い続けています。